車中泊には向いている車とそうでない車があります。
- 車中泊に向いていると思って車を購入したけど不便だった・・・
- 念願の車中泊向きの車を購入してみたが、駐車スペースに困る
車を購入してから気づく事ってありますよね?
車を買ってから失敗しないように、車中泊歴10年以上の私が選ぶ「車中泊で快適に使いやすい車」を5台ご紹介していきます。
1.ダイハツ「ウェイク」
出典:ダイハツ
キャッチフレーズ「ドデカク使おう」でおなじみのダイハツウェイクの特長は、荷物スペースが軽サイズを超えているレベルです。
試乗車を見に行きましたが、普通車以上に荷物が入ってしまうのでは?と思えるほどです。
アウトドア好きな人を販売目的としている車なので、車中泊にはピッタリと言えるでしょう。車内の収納ボックスもあらゆるところに配置されているので、車中泊グッズがたくさんあってもスッキリ収納することができます。
ガラスもUVカットガラスなので、車中泊していても日焼けしてしまう心配もありませんし、シートを倒せば大人2人がゆっくりと寝ることができるスペースがあります。もし、軽自動車で車中泊向けとして探しているのなら、ウェイクはおすすめです。ぜひ一度、試乗車を見てはいかがでしょうか?
- シートを倒すと大人2人がゆっくりできる
- 荷物スペースが軽クラス最高
ウェイクで気になるところ
車中泊する時って遠方まで移動することが多くあります。私はこれまで片道150キロとか時には300キロの距離を経験してきました。
そんな時、軽自動車は排気量660ccなので高速運転時はちょっとダルさが出るかもしれません。そんな事を少しでも感じさせないためには、ターボ車を購入した方が燃費は多少下がりますが快適でオススメです。
快適性 | ★★★ |
荷物スペース | ★★★★ |
運転時の快適性 | ★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
2.ホンダ「フリード」
出典:ホンダ
コンパクトミニバンクラスでは、ホンダのフリードが快眠しやすくてオススメです。
それは、2列目と3列目のレイアウト変更することで布団も敷くことが出来るくらいのフルフラットに変身するのです。
フルフラットになることで、ゆっくり寝ることができ、アウトドアや車中泊には最適な車と言えるでしょう。
収納スペースも随所に多いので、スッキリ収納が実現できます。
- フルフラットになるので布団も敷きやすく寝やすい
- 荷物スペースもあるのでスッキリ収納
フリードの気になるところ
ミニバンサイズの中ではコンパクトサイズになってしまうので、軽自動車以上ですが快適性は若干下がります。
首都圏近辺で自宅の駐車場が狭いお宅の方でしたら、ちょうどいいサイズといえるでしょう。狭いように見えて広く使えるフリードとなっています。
快適性 | ★★★★ |
荷物スペース | ★★★ |
運転時の快適性 | ★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
3.トヨタ「ヴォクシー」
出典:トヨタ
5ナンバーサイズのミニバンでしたらヴォクシーやノアがオススメです。
ヴォクシーのシートスライド移動距離も810mmとかなりあり、様々なシートバリエーションが実現できます。
ミニバンサイズですので、運転席と助手席を倒すことなく、2列目と3列目をフルフラットにするだけで大人2人がゆっくりくつろげるベッドになります。
もちろん荷物スペースもたっぷりあるので車中泊にはピッタリの車といえるでしょう。
USBや家庭用コンセントもグレードにより標準装備されているので、便利に使えそうです。
- 2列目と3列目を倒すとフルフラットベッド
- トランクやシート下に十分な荷物スペース
ヴォクシーで気になるところ
車内のシート色は黒と黒と赤のコンビの2色から選ぶことになっているようです。
黒を基調としているのでアウトドアや車中泊をしている方は、シートが汚れやすい可能性が考えられます。もっと汚れても気にならない色でしたら車中泊しやすいと思えました。
快適性 | ★★★★ |
荷物スペース | ★★★★★ |
運転時の快適性 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★ |
4.トヨタ「ハイエース」
出典:トヨタ
3ナンバーサイズだったら、やっぱり王道となっているハイエースです。
ハイルーフタイプを選んだら天井を気にすることなく移動することができ、運転席も視界が高いので快適に運転できます。
シート色もグレー系が多いので、もし車中泊で汚れてしまっても目立ちにくいです。ハイエースに乗っていて車中泊している方は、2列目以降の席を改造してフルフラットベッドにしている方も多いです。(その場合は車検証の変更手続きが必要になる可能性があります)
- 車中泊、最高レベルで抜群の居住空間
- 排気量も大きいので運転も快適
ハイエースで気になるところ
ハイエースで2駆の場合、後輪駆動となるためスタッドレスタイヤ装着していても雪道でスリップしてしまう事があります。友人はハイエース乗っていますが、スタッドレスタイヤを履いていたのにもかかわらず登りの雪道でスリップしていました・・・。
ハイエースの4駆でも他種と比べると雪道で滑りやすいようです。
快適性 | ★★★★★ |
荷物スペース | ★★★★★ |
運転時の快適性 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★ |
5.トヨタ「アルファード」
出典:トヨタ
私も乗っているアルファードは、荷物スペースもたっぷりあり、室内空間を快適に過ごすことが出来ます。
ハイエースほどではありませんが、車中泊にも適していると思います。(ヴェルファイアも同様)
私の乗っているアルファードはフルタイムの4駆なので、登りの雪道でもスタッドレスタイヤ装着していれば、問題なくどんどん走ります。
私は、夏に街乗りしても見た目が良い理由からアルファードを購入しました。
- 車中泊だけでなく、街乗りにも適している
- 十分な荷物スペース
アルファードで気になるところ
他の記事でご紹介しているように、7人乗りではなく8人乗りだったら何も問題ありません。
番外編
最近、気になっているのはキャブコンというタイプです。
キャブコンとは、小型トラックをベースにして車中泊向けにカスタムされた、キャンピングカーです。
内装は家庭用エアコンやテレビ、テーブル、電子レンジなど一般家庭の室内装備と大差ないレベルとなっており、宿泊だけでなく料理なども室内でできます。
室内が広いので、快適性は十分なのですが、車のサイズが大きいため購入するまでに考えてしまいます。
しかし、キャブコンを資産としてみていることが多いため、購入して1年ほどしてから売却しても価値が下がりにくいなどのメリットもあるようです。
駐車場が広い方などは、キャブコンはおすすめです。
車中泊で選ぶ車は普段使いも考えて選んだ方が良い
ここまで、車中泊に向いているオススメの車をご紹介してきましたが、いかがでしょうか?
それぞれの生活環境を考えると人それぞれだと思いますが、一番車中泊に向いている車探しで大切なことは「室内の快適さ」と「荷物スペース」になります。
- 室内の快適さ
- 荷物スペース
私は、どちらも兼ね備えている車が車中泊向きとなっていて最強の車中泊車と断言します。
是非、車中泊に向いている車を購入して楽しい車中泊の旅に出かけてみましょう。