高速道路を走行中、「ちょっと眠くなってしまった」「長時間の走行しているので休憩したい」という時に、サービスエリアを利用することでしょう。
最近では、サービスエリアで車中泊している車も多く見かけるようになりました。
そんな時、「サービスエリアでの仮眠って安全かな?」って気になったことありませんか?
そこで今回は、車中泊歴10年以上の経験がある私がサービスエリアで仮眠するときの注意点について、まとめてみました。
サービスエリアでは、マナーを守ろう
サービスエリアで仮眠している車を見かけることがありますが、ここ数年でマナーの悪さが目立って来ているように思います。
特にマナーの悪さが目立っているのは、駐車している場所についてです。
私も実際に見たのは、車イスや妊婦用のスペースで仮眠している健常者や、トラックやバスの大型スペースに普通車を駐車して仮眠している車。
私には妻がおりまして、妊婦中に高速道路を利用しなければいけない時があり、その際サービスエリアへ寄ることに。
マタニティ用の駐車スペースへ向かったところ、脚を上げて寝ている男性の姿がありました。特にマタニティを示すようなマークは車に設置されていませんでした。
混雑していたサービスエリアだったので、他に駐車スペースも空いていなく、しばらく待つことになったのですが、待ってもマタニティらしい女性は現れず。
どうやら男性一人だったようで、駐車スペースが無かったためにマタニティスペースで仮眠していたのです。
結果、駐車できなかったために次のサービスエリアまで移動することになってしまったのです。
また、大型スペースにも駐車している車も目立っています。
Twitterでは、サービスエリアの大型スペースについて話題にもなっています。
わたしの父が大型トラックの運転手なのですが、『レジャーカー、トラックの所に止めるな‼️』と電話の向こうで怒っていました。
高速道路のサービスエリアのトラックが止められるスペースに乗用車が駐車してしまうので大きなトラックが駐車する場所が無く、トイレに行けず困っているそうです。 pic.twitter.com/iXW9j2rcw5— りんご (@fonupp) April 28, 2019
これでは、大型車が駐車できませんね。
こういう行為は非常に迷惑なことなので、大型車スペースに普通車は駐車しないで、マタニティスペースも本当に使いたい人のために空けるようにしてマナーは守って欲しいと思います。
駐車する前に1台が停まっているから、私の車も大丈夫!というような考えを持たず、決められた駐車スペースを利用しましょう。
ここで本題に戻ります。
サービスエリアで仮眠するときの注意点について、ご紹介します。
気を付けるのは体調・車・防犯の3つ
サービスエリアで仮眠する際に、気を付けなければいけないのは大きく分けて体調・車・防犯の3つになります。
特に体調が良くない時に無理に運転してサービスエリアで仮眠すること、車の調子が悪いのに高速運転してしまうことは、事前に気を付ければ防ぐことも可能です。
ここでは、私の経験談も説明しながら、詳しくご紹介いたします。
短時間の仮眠でも体調に気を付ける
短時間の仮眠だけならということで、運転席や助手席を倒して就寝するのは体調不良のきっかけとなる場合があります。
特に脚を降ろして就寝すると、エコノミークラス症候群にもなるリスクも考えられ、血管を詰まらせてしまうこともあるのです。
そこで仮眠する場合、ミニバンでしたら後部シートをフルフラットにして体が横になるようにして就寝するようにして、セダン車などの場合には、後部シートの左右の席を使って横になるなど、脚を下げないように工夫しましょう。
車中泊でエコノミークラス症候群は、多い部類の事故になりますので、注意するようにしてください。
また、仮眠するときにオススメなグッズは、アイマスクとタオルケットや毛布です。
周囲のヘッドライトや照明で落ち着いて仮眠することができない場合があるので、アイマスクは必須アイテムです。
タオルケットや毛布に包まれて仮眠することで安心するので、おすすめです。
整備された車で安心した走行
最近の車は異常時に様々な警告ランプが点灯するようになりましたが、車のトラブルが起こらないために事前整備するように心がけましょう。
特にエンジンオイルや冷却水、バッテリーなどはチェックすることをオススメします。もし、ご自身でできない場合には、最寄りのガソリンスタンドやピット作業可能な大型カー用品販売店などで点検してもらえます。
実は私の知人で、エンジンオイルを交換することを知らなかった人がいました。
高速走行中に突然の煙。緊急停止したそうですが、休日のお出かけは急遽中止となりました。
幸いにも事故や怪我はありませんでしたが、特に高速道路やサービスエリアを利用する前には点検や整備しましょう。
もし、仮眠中に煙や炎上など車のトラブルが起こってしまったら、逃げようにも逃げられなくなる可能性もありますので、車のチェックは必要です。
窓やドアは絶対開けないこと
春や夏の暖かい季節にサービスエリアで仮眠するとき、窓を開けて風が通るようにして寝たいですよね。
しかし防犯上、窓を開けて仮眠するような行為は危険といえます。
仮眠中は無抵抗な状態になっています。
そんな時に、金銭目的での車上荒らしや強盗、女性を狙った性犯罪の被害者になってしまうことも考えられるのです。
特にサービスエリアは、いろんな地域から来た人が行き交う場所です。旅行途中などで楽しい気分の人も多く、気分も高まりますが窓やドアロックは閉めて仮眠しましょう。
もし、窓を開けなければ仮眠できないという場合には、就寝するところから遠い窓ガラスを開けるようにしてください。それも手が入らないくらいに開ける程度です。
また、女性の場合には性犯罪に気を付けなければいけません。
窓ガラスをノックされて声掛けられ、話が弾んできたら乗車して性犯罪という事もあるのです。
道を尋ねる人や車の外観について質問してくる人など、人が来ても窓ガラスを開けないようにしてください。
例え警察官だったとしても、証拠となる警察手帳を見せてもらってから対応するなどしてください。
女性一人の場合、車からトイレへの行き帰りも見られている可能性もあります。
男性も一緒に行動しているように見えるように、男性用下着や衣類を仮眠中には見えるところに置いておくこともオススメです。
まとめ
サービスエリアでの仮眠について、体調・車・防犯の3つを紹介してきました。
体調や車は仮眠する前に気を付けることができます。防犯も対策することで防ぐことができます。
これから車中泊やサービスエリアで仮眠する方にとって、少し怖い気持ちにさせてしまった部分がありますが、車内で泊まるのは非日常が味わえるのでワクワクします。
ここまで解説した内容も気にしつつ、車中泊ライフを楽しみましょう。